
マインドフルネスの語義は”注意を集中する”です。一瞬一瞬の呼吸や身体の感覚に意識を集中することで、”ただ存在すること:Being”を実践し、苦しみやストレスから逃れられない状況でも、自らの態度を変えてそれらによる”とらわれ”から解放をすることができるのです。
マインドフルネスではフォーマルな実践として瞑想、ムーブメント、ボディスキャンの3つがプログラムされています。
瞑想は自分の存在を感じ取ること、さまざまな困難でも揺るがない心を養うトレーニングです。ムーブメントは心と体をリラックスさせ、限界に気づき、感じるトレーニングです。そしてボディスキャンは自分の体を感じ取り、さまざまな感覚に気づくを得るトレニングです。


瞑想
瞑想中にいろいろな思考が湧き上がってくることもありますが、それも自然なことです。心を無にする必要はなく自然な呼吸や重力に身を任せゆったりと静座を行い、感覚や感情、そして思考に気づく。でもそれにとらわれず、好奇心を持って観察し、そして手放します。そうすることでさまざまなストレスに抵抗せず、コントロールをしない心を養うトレーニングとなります。
修行ではありませんので、足の痺れや体の痛みを我慢する必要はありません。
ボディスキャン
身体の力を抜き静かに横たわった状態で、足から順番に胴体、腕、そして頭へ意識を集中し、まるで全身をスキャンするように感覚やそれに伴う感情、思考を観察して身体に起きているありのままの状態を感じていきます。


ムーブメントメント
ヨガやストレッチに似た運動ですが、無理のない範囲で体が許す運動を行い、身体の動きに対する感覚や感情、限界、そして思考の変化や状態を観察し、自分の心と身体に向き合っていきます。
インフォーマルな実践
散歩や通勤、家事やほっとしたひとときなど、日常生活のあらゆる場面でマインドフルな観察を行い、見逃していたさまざまなモノ・コトへの気づきを養い、生き生きとした生活を実感していきます。

